物語文の読解(5年生)

入試につながるような実践問題。

物語文の読解では最初に場面「いつ・どこで・だれが・どうした」について学習します。場面を考えながら読んでいくと、文章内容の理解も違ってきます。では、実際にどのようなことを考えながら読んでいくのでしょうか。次の文章を場面(今回は特に、どこで・だれが)に注意しながら読んでみましょう。

<場面1>

ひさしの母親が庭の二人を呼びに来て、二人は手を洗ってから茶の間に入った。炊事場でトシに手伝ってもらいながら、ひさしの母親は、「今、出来たての温かいのを持って行きますからね。」 と、顔だけ茶の間の方に向けて言っている。

ひさしの母親とトシ 炊事場にいる

二人 庭 → 茶の間?

<場面2> 

女の児はじゅうぶんに乳をあたえられたらしく、哺乳びんを枕もとに、ひさしの母親が用意してやった薄いふとんの中で、細い寝息をたてていた。 兄弟のいないひさしは、生後一年の女の児を、こんな近くで見る機会はめったにないので、ものめずらしさもあって、乳のにおいのする寝顔にあきず見入っていた。(中略)

女の児 生後一年、ふとんで寝ている?

ひさし 当然、ひさしの母親とは親子だ?

兄弟がいない → 女の児はだれの子なのだろう??

<場面3>

トシの息子が、ひさしのとなりに戻ると、相変わらずポケットに両の手をつっこんだまま、妹の顔をのぞき込むようにした。ほおがふれ合うかと思うほどだった。兄と妹とのそうした接近を、ひさしはいいものだとながめた。うらやましくさえあった。(中略)

トシの息子 女の児はトシの息子の妹だ?

ということは、トシ・トシの息子・女の児が家族

<場面4>

ひさしは、ただただあっけにとられていた。まさかというような出来事が、それもすぐ目の前で起こった。よくねむっている妹のほおをつねるなど、ぼくにはとても考えられないけれど、あれも可愛さのあらわれなのか。それとも、新しい母親への反抗なのか。(中略)トシさんは大変なところへお嫁に行ってしまった。(中略)

トシはトシの息子の新しい母親のようだ。

<場面5>

もとの主人の息子にあいさつしないと言って、自分の息子の肩を押さえつけようとしたトシが、娘の激しい泣き声のそばにいた同じ息子には、理由をたずねもしなければ、責める気配もしかる様子もまったく見せなかったのを、ひさしは重い気分でながめた。

もとの主人の息子 トシの息子でなければ、ここに登場しているのはひさししかいないな……

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