ことばの感覚(5年生)

生きた言葉にふれよう。

2005 年5月15日に行われた駸々堂テスト5年の国語で、次のような類義語の問題が出題されていました。

最も合うことばを{ } 内から選び、漢字に直して答えなさい。

@ 君はぼくの { ウンメイ シュクメイ} のライバルだ。

A かれは { ガイカン ガイケン} をとりつくろう。

B { ニンキ ジンボウ} のあつい人。

当日受験者の正答率は、@26% A30% B35%。イデアに通う5年生も、全問正解の人もいれば、一問だけ合った人、全問合わなかった人、といろいろで、小学生にとってはなかなか難しい問題でした。

類義語は意味の似ていることばで、中には言い換えることができるもの(=同義語)も含まれますが、意味は多少違っていますので、使い分けが必要です。

小学生用の国語辞典では、次のように載っていました。

@「運命」・・・人の力に関係なく、人に幸福や不幸を与える力。運。「宿命」・・・人が生まれる前からきめられている運命。

A「外観」・・・外から見たようす。みかけ。「外見」・・・外から見たようす。みかけ。

B「人気」・・・世の中の評判。「人望」・・・多くの人からうやまわれたり、たよりにされたりすること。

@とBはそれぞれ意味の違いがありますが、Aは全く同じです。しかし、「かれは外観をとりつくろう」という言い方は変だと感じられるのではないでしょうか。

そこで、文例を読んでみると・・・

@「運命」・・・(例)運命と思ってあきらめる。「宿命」・・・文例なし

A「外観」・・・(例)あの家の外観はりっぱだ。「外見」・・・(例)人は外見だけではわからない。

B「人気」・・・(例)歌手は人気が大切だ。「人望」・・・(例)人望のある人がおのずと委員にえらばれる。

ことばは、ただそのことばだけで使われるのではなく、文脈の中で使われるものです。そのことばを読んだことがあるか、あるいは、聞いたことがあるかで判断できた子とできなかった子に分かれたのではないでしょうか。読書・会話・テレビなど色々な場面でたくさんの生きたことばに触れてほしいと感じました。

答え@宿命 A外見 B人望

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