子供の勉強部屋

国語の公式

国語の問題では、毎回おなじ作業を求められているのです!

 絵の天才には、真っ白な画用紙の上に既に完成した絵が見えているといいます。
 われわれ大人からすれば、中学入試の問題とはこのようなものです。われわれには既に見えている絵をこどもたちがなぜ描けないのか、わからないのです。
 絵を描き始めたばかりの人には、まず道具の特徴や使い方を知ってもらわないといけませんね。国語の入試問題がいったいどういうものか、何を読んで何をしろと要求しているのか、それらを知らずに問題を解かせるのは、素人にいきなり絵筆を持たせるのと同じことです。天才なら描けるでしょう。凡人でもなんとかかんとか、絵のまねごとはできるかもしれません。しかし、それは決して効率的な描き方ではありません。
 真っ白な画用紙を前に、まずは対象物をじっくり見て、線画を描き始めるか。それとも、対象物が何かさえよくわからないまま、いきなり筆をつけるか。あるいは、もはや何をしていいかすらわからずに真っ白の画用紙とにらめっこし続けるか。時間という制限がある中で考えれば、最も完成度の高い方法は最初のやりかたでしょう。
 算数で言えば、『この問題にはどの公式が使えるか?』を考えることです。
 では、国語の問題は?「試験がはじまってもいきなり問題を解き始めるのではなく、まず全体を把握してからにしなさい。」という指導は、比較的どこの学習塾でも言われる指示だと思います。しかし、それだけの指示でこどもたちが「有意義な」問題分析をすることがはたして可能でしょうか?全体をぼーっとながめて終わり、良くても「あ、これは好きな問題」「これは出てほしくなかったなー」などと印をつけて終わり、なのではないでしょうか。それではいきなり問題を解き始めるのとたいして変わりません。それどころか、ただ眺めて終わりならば時間の無駄遣いです。
 そうならないために、イデアの6年生第2講座国語では、問題分析の手法をしっかりと1年間かけて教えていきます。第2講座テキストの題材は過去の入試問題です。これを、ベーシック講座で学んだ知識を活かして、いかに「効率よく」「出題者の望む」解答に「つくりあげる」ことができるか!ということを主眼としています。
 問題分析といっても、こどもたちは入試問題を分析して赤本を作るわけではありません。そんなに厳密なものでなくて良いのです。自分にさえわかる記号があれば。
 以下に述べる方法は、筆者が大学受験勉強時 に編み出した分析法を、中学入試問題の分析を繰り返す中でより簡略化し、中学入試レベルで使えるように練り直したものです。

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