子供の勉強部屋

ラーニング・ピラミッド

確かにそうだけど・・・

 さて唐突ですが、次のような図をご覧になられたことはありますか?

 なんでもアメリカの国立訓練研究所によって開発されたといわれる『ラーニングピラミッド』と呼ばれる記憶の定着率を表した図だそうです。

 講義を受けるだけであれば、平均記憶率は05%、視聴覚教材を使った場合で20%、グループ討論をした場合で50%、他人に教えたら90%・・・と。TNTは専門家ではありませんので、テキトーな解釈でお叱りを受けるかもしれませんが、早い話が『ただ単に授業を聞くだけよりも、自分で説明したほうが、しっかりと学習できるよ〜』ってことのようです。平均記憶率のパーセンテージにどれだけの根拠があるのかはわかりませんが、TNTのような塾屋をはじめ、世の先生方も、原則納得できるものではないでしょうか。

 今回、この『ラーニングピラミッド』をネタにした理由は、今年に入っていろいろな中学校が『アクティブラーニング』(学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る・・・らしいです。)というキーワードを使い始めました。その説明にこの図が良く出てくるのです。
一見、なるほど!と思うのですが、現在の学校教育の主流である『講義』の方が、だらだらとした『ディスカッション』よりも効果がある場合だってあるだろうし、もっとも効果的だと言われる『他人に教えた経験』だって、素人に教えられる方の立場にも立ってよ!などと思ってしまいます。
いろいろ調べてみると(素人調べですので・・・テキトーですが)『ラーニングピラミッド』の考え方は50年も前に提唱されたとか! そんな古臭い理屈が、なにゆえに最近もてはやされるのか? どうやら、次期、学習指導要領改定で『アクティブ・ラーニング』なるものが大手を振って現れるのと、ICT技術の進歩によって、教育をテクノロジーに適合させようという魂胆があって、その理論武装として出てきたような気配がします。(もちろん、これらは天邪鬼TNTのゆがんだ憶測であります!)

 かように否定的な意見を持つかのごとく書き込んでいるTNTではありますが、『ただ単に授業を聞くだけよりも、自分で説明したほうが、しっかりと学習できるよ〜!』というところは原則同意見であります。
 イデアでは、居残りテスト直しの際、原則、生徒同士で教えあうことを認めています。教えることによって、教えた方の力量がアップすることを見込んでの話です。しかし一方で、教えられた生徒に対しては、再度『先生に説明しろ』と突き放します。おうおうにして、理屈もわからず他の生徒から教えられた通りの式と答えだけを書いて持ってきている場合が多いのです。このとき『説明して?』と聞くと、口ごもる場合は『却下!考え直しなさい。』となるわけです。

 今回もだらだらと好き放題書かせていただきましたが、要は万人に有効な最適な指導方法なんてものは存在しない! 指導者の力量こそが最重要!ということが言いたかった次第です。もっといやらしく言うなら、中学受験の指導はイデアにまかせろ!ってことですね。お粗末。


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