子供の勉強部屋

耳で覚えて、目で覚えて、手で覚える

まずは『耳』で覚えることが重要

 先日、受験直前の6年生で日本の国立公園の暗記テストを実施しました。今年(2007年)は、日光国立公園から分離する形で尾瀬国立公園が指定されました。釧路湿原国立公園以来20年ぶりとのことで、2008年度入試では要注意項目ということもあり、しっかりと覚えてもらおうと意図したしだいです。
 さてテスト終了後、
A君 『北海道のここは、シエツ洞爺国立公園と、シエツをひらがなで書いたのですが・・・○でいいですか?』
師  『シエツ洞爺国立公園??』『シコツ(支笏)洞爺と読むネン! ヴァ〜ツ(×)!』
A君 『ひょえ!』
師   『ひょっとして、九州のここは、ニシウミ公立公園か?』
A君・B君・C君 『はい!』
師  『あのな〜サイカイ(西海)国立公園と読むネン!』
A君・B君・C君 『・・・』 という顛末。
 さて、A君たちの勉強方法・・・受験直前、暗記テスト、時間もない!ということもあり地図帳で国立公園を見つけて、それを漢字で覚えようとされたのでしょうが、覚える順番を間違っています。まずは『耳』で、つまり『音』で覚える必要があります。その次に漢字を、最後に漢字がしっかり書けるように『手』で覚えるのが順番ではないでしょうか? 赤ちゃんから幼児、さらに小学生と成長する過程で、子供たちはそうやって言葉を覚えてきたはずなのです。受験直前という時間のない状況ですから、いたしかたない部分もありますが、まずは『耳』で音をしっかりと覚えてほしいと思います。そのあとでしっかりと漢字を覚えればよいのです。
 ご父母の中には、漢字でしっかり覚えなきゃ!と思っておられることでしょう。たしかに、中学校受験では、社会の用語を漢字指定で書かせるところも多くあります。イデアでも常日頃、漢字でしっかりと覚えるように指導しています。漢字で覚えなくてもよいという話をしているわけではありません。
 でも、いろいろな言葉を知っている子供、あるいはいろいろな事柄に興味を持っている子供、知的好奇心の豊富な子供たちの多くは、TVで流れるNEWSやご父母の会話、大人たちの会話を『耳』で聞いて頭に残しているのです。物事を『耳』で覚えるタイプの子供たちの能力も、しっかりと評価してあげるようにしたいものです。もちろん漢字で『支笏洞爺』と書くことができ『シコツトウヤ』と読むことができれば一番なのですが、
 ・・・残念ながらTNTも『支笏』は漢字で書けませんでした。・・・

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