子供の勉強部屋

勉強をしていく目標

「学習目標」と「遂行目標」

 先日読んでいたとある本の中に、勉強をしていく目標には「学習目標(ラーニング・ゴール)」と「遂行目標(パフォーマンス・ゴール)」があり、「学習目標」とは「学習によって自分の知識を増やし、深め、技能や見識を高める」目標をいい、「遂行目標」とは「学習そのものを目標とするのではなく、学習に伴う成果や社会的な評価を目標にする」こと、と定義されていました。
 少し長いですが、引用させていただくと「学習目標を持つものは、学習そのものを目標としているので、成績の良し悪しはあまり気にならない。彼らは、自分の知識を増やして習熟することが目標だから、他人の目など気にせず、自分で納得いくまで学習を続ける。」「一方で、遂行目標を持つ人は、とにかく他人より能力が勝っていることを示すために必死に頑張る。その結果として良い成績がとれれば自尊心も保たれるだろう。だが他人に負けたときは悲惨である。・・・ちょっとした失敗で無力感に陥る可能性が高いのである。」
 たしかに納得できる部分の多い見識ですが、実際の子供たちは、この2つの目標を柔軟に分けて使っています。「学習目標」だけで勉強をしている子供などいるわけがありません。「・・・学習そのものを目標としているので、成績の良し悪しはあまり気にならない・・・」おいおい、ちょっとまってください!って感じですね。大学生あたりであればそのような人もいるでしょうが、小学生にそんな子はいません。多かれ少なかれ程度の差はありますが、成績は気になるものです。「・・・良い成績がとれれば自尊心も保たれるだろう。だが他人に負けたときは悲惨である。・・・」もちろんそういう傾向はあるかもしれません。テストで成績が悪かったり、模試でD判定だったりしたら、小学生ならずとも凹みますわな。でも多くの子供たちはしばらくすれば、普段通りに戻ります。
 「学習目標」と「遂行目標」。どちらも必要な目標だと思います。どちらを強く身につけてほしいか?と問われれば、イデアの方針は明確に「学習目標」です。もちろん子供たちの第一志望校合格という「遂行目標」もありますが、それだけを重視した指導を行うことはありません。要はそのバランスですね。

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