子供の勉強部屋

ノートの目的

ノートは思考を整理するツール


 先日の新聞の経済欄に、コクヨさんが「東大合格生の調査を踏まえて開発したノートを発売する」とありました。「東大合格生のノートはかならず美しい」という本もあるそうで、東大合格生を調査したところ、「合格生がノートの書き出しをそろえたり、図や表を多用したりすることに注目し、6ミリか7ミリ間隔で点を加えることにした」ノートを発売されるそうです。
 ノートをきれいに書いている生徒に成績の良い子が多いのは事実です。おそらく、きちんと整理する能力が思考の処理能力に、ていねいさが正確さにつながっていくのでしょう。
 じゃあ、とにかくきれいに書くことが最重要なのか?というと、これがそうでもないのですね。中には、きれいに書くことが目的化してしまっている生徒もいたりするのです。(特に女の子でそういう傾向が強い)きちんと整理された、すばらしいノートを作っているのですが、内容はぜんぜん頭に入っていない!なんてことが、おうおうにしてあります。また一方で、乱雑で解読不能なノートをとっている生徒で、ずばぬけて思考能力が高い生徒もいるわけです。もっともこのタイプは、自分の字を誤読してミスをしているというケースが多いのも事実なのですが・・・

 さて、ノートの目的とは何でしょうか?
 3年生・4年生ぐらいですと、宿題提出ノートに答えしか書いていない生徒がいらっしゃいます。
記号で解答する形式であれば、それもわかるのですが、どうして算数の宿題ノートに答えだけしかないのか! 子供たちの中には、問題は頭で考えて、ノートは答えを書くものと思っている場合があるのです。
 イデアではノートを「思考を整理するツール」と位置づけています。算数であれば、図や式、筆算にいたるまで残しておくべきものと指導しています。また理科や社会においても、解答の記号を書くだけでなく、たとえば、社会の歴史において、「浄土宗を開いた人はだれか?」という設問で間違った場合、答えを法然と書くだけではなく、鎌倉時代の他の宗派と開いた人も、ノートの右側に整理していくべきなのですね。また、国際連合の組織をノートに整理しなさい!などと指示すると、「国際連合には、世界の平和と安全に関する仕事をしている安全保障理事会と、全加盟国が参加する総会があり・・・・」などとテキストの文章を、つらつらと写してくる生徒います。・・・ちゃうちゃう国際連合の組織を図式化すんねん!・・・などなど。
 中学・高校での学習を考えると、きちんとノートが取れる・ノートを有効に利用できる能力は必要な力だと思います。
 
 イデアでも普段からノート指導をしているつもりですが、なかなか十分とはいえません。それでも、他塾からの転塾生のノートをみると、おそらくノートの作り方といった指導をうけてこなかったのか、あるいは指導を受けながらも守ろうとしなかったのか、イデアの基準から考えると最低のノートであることが多いものです。

 ご父母の皆様、一度、子供さんのノートをご覧になってみてください。

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