子供の勉強部屋

『思う』と『考える』

『思う』のは楽だけど『考える』のはしんどい

 イデアの授業の基本は、子供たちに問いかけて子どもたち自身が解法を見つけ出せるように導いていく、キャッチボール授業=問答授業です。
 基本的な問題であれば、この問答もスムースに運ぶのですが、難しい問題やひらめきが必要となる問題では、
『さて、どう考える?』という問いかけにも『・・・』という場合があります。そんな時、
『じゃあ〜どう思う? 理屈が説明できなくてもかまへん!』と問いかけると、いろいろ意見が出てきます。
『思う』と『考える』の違いですね。
『思う』は、心に浮かんだイメージや心象、理屈や論理で説明しきれない脳のはたらき、『考える』は、万人に説明可能な理屈や論理。
『思う』がリラックスな状態でそれほどエネルギーが必要でない脳のはたらきであれば、、『考える』は緊張感を持った状態で集中力というエネルギーが必要な能のはたらきであるとも言えます。
行き詰ったときに『どう考える?』と聞くよりも『どう思う?』と聞く方が、いろいろ意見が出やすいわけです。
しかし、論理的な算数問題を解く上で、『こう思う!』で問題を解くわけにはいきません。上記において、『どう思う?』と問いかけるのは、あくまで問答を成り立たせていくための手法。いろいろ意見が出てきた中で、論理的なものを採用して『考える』につなげていくのです。

 さて、3年生や4年生の授業をしていて気づくのは、問題を理屈=論理で『考える』のではなく、『こう思う』で解いているケースが多い事です。3年生や4年生の指導で一番しんどいのは、この『考える』を実践させること、子供たちに『考えさせる』こと、『考える』とはどういうことなのか?を子供自身に体得させることなのです。『考える』ことを身につけることができれば、高学年の指導はとっても楽になると『思う』のですが・・・これが一番難しいことですね。


<2012/11/21のWeblogにも同内容で掲載>

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