子供の勉強部屋

サブノートを使う授業は疑問です

子どもに楽をさせたらあきまへん

 先日、転塾希望のご父母と面談をしている際、現在通われている塾でサブノート形式のプリントを使って授業をしているお話が出ました。ご父母はその是非については何もおっしゃておられなかったのですが、個人的にはサブノート形式のプリントを授業で使うような指導は、子供にとってあまりよくないと考えています。
以下、イデアの考え方をつらつらと書かせていただきます。

@ 必ずしも空欄部分だけが重要であるとは限らない。

⇒サブノート形式のプリントでは、作成された先生が重要だ!と思われる部分が空欄になっていて、子供たちは、授業中に空欄部分を埋めていきます。理科や社会であれば、そこを中心に覚えてくることと思います。でもちょっとまってください。必ずしも空欄部分だけが重要であるとは限りません。
例えば
「1428年=(    )一揆がおこる。(  )の国の馬借や農民が(  )令を求めて(   )や酒屋などをおそった動乱。」
空欄を埋めると
「1428年=(正長の土)一揆がおこる。(近江)の国の馬借や農民が(徳政)令を求めて(土倉)や酒屋などをおそった動乱。」
となります。ここで、1428年という年号や馬借、酒屋などは覚えなくてもいいのか?という疑問が付きまといます。そこで、それらを空欄にすると
「(   )年=(    )一揆がおこる。(  )の国の(  )や農民が(  )令を求めて(   )や(  )などをおそった動乱。」
・・・なんのこっちゃわかりませんね。

A ノートを取る作業自体が学習トレーニングである。

⇒「授業を受ける」とは、全神経を集中して、テキストの該当部分を目で追いながら、板書をノートに書き取りながら、先生の話を自分の頭の中で処理していく作業だと考えています。それをサブノートを使って行うと、すべてを書き取る必要がないわけですから、生徒はとっても楽になります。一見、生徒のためには良さそうに見えますが、楽ができる分、逆に緊張感が欠けてしまうのではないでしょうか。また、何事も楽をして上達することはありえません。生徒に負荷をかけてこそ学力がつくのだとイデアでは考えています。イデアではサブノート形式のプリント類を宿題に使用することは認めても、授業で使用することは固く禁じています。

<サブノートを作る先生は、ある意味とても熱心で良心的な先生だと思います。しかし生徒に力をつける!!という意味では、その熱心さがあだになってしまいます。子供に力をつけさせる最短距離は、子供に楽をさせないことにあると思うのですが。・・・>

<2011/11/11WEBLOGと同内容>

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