子供の勉強部屋

授業と家庭学習

授業が一番

さて、塾における授業と家庭学習(いわゆる宿題)。子供達はいったいどちらで学力をつけているのでしょうか?
まず、教科による違いを考えてみると、知識系の社会や理科の第2分野、国語の漢字・言葉などは、家庭学習の成果が大きく出てくるところです。授業だけではなかなかイデアの考える理科・社会のレベル(αパターン会員生で駸駸堂SS73以上、βパターン会員生で同じく63以上)まで到達させることは難しいものがあります。とは言うものの、ほとんど宿題をやらずしてそこそこの力をつけてくる会員生も少数ですがいらっしゃいます。当然こういった子供達は塾の授業で力をつけいているのですが、同じ授業を受けているのに、授業だけで頭に入る子供もいればそうでない子供もいるということは、いったいどういうことなのでしょうか?
1つはもって生まれた「耳」の良さが考えられます。以前、ブログで「レセプター」の話をさせていただきました。たしか、花を求めて山道を歩いていると見つけにくい草むらの花も見つけることが出来るが、そうでなければ見つける確率は下がる・・・とか書いていた記憶があります。つまり、同じものを見たり聞いたりしても、それが頭に残るレセプターを持っている子供とそうでない子供がいらっしゃいます。レセプターとは、興味に対する受容体とでも申しましょうか、それを持つ持たないで見たり聞いたりしたことが頭に残るかどうかが大きく左右されてしまうのです。
もう1つは非科学的な精神論で申し訳ありませんが、気持ちの問題です。難関の進学校といえども多くの中学高校でクラブ活動を推奨されています。単純に考えれば、クラブ活動をする時間を勉強に当てれば、物理的な勉強時間数で有利になると考えることが出来ます。しかしそうであるなら、なぜ大学進学校の多くでクラブ活動を推奨されるのでしょうか? 理由はクラブ活動と勉強とを両立させるべく、時間を効率的に使える子供達の方が、好成績を残すということを経験的に分かっているからです。特に忙しい体育会系のクラブ活動をしている子供達は、家庭で勉強する時間に制約がありますから、「学校の授業でマスターする気持ち」で毎回の授業に全力集中しているのです。つまり授業中で覚えてしまうぞ、という気持ちで授業を受けている場合と、家で覚えよう〜っと軽い気持ちで授業を受けている場合の違いは、非常に大きいということです。
では、暗記系以外の算数や国語の読解、理科の第一分野などの論理的教科の場合はどうでしょうか?
論理的教科の場合は、家庭学習よりも授業で力をつけている割合がはるかに高いと考えています。もちろん、家庭学習が不要というわけではありません。授業で身につけた論理的な思考方法を、家庭で自分ひとりの力で使えるのか、という復習はしっかりやらなくてはいけません。しかし、なかなか授業中に学習した論理的な手法を、自分だけの力でリピートすることは難しいようです。(そのために、定着算数・定着国語を設置しています。)
以上のように、家庭学習を十全に出来なければ、受験に全く対応できないというわけではないのです。もちろん、家庭学習きちんとやっていただくのにこしたことはありませんが、出来ないからといってどうにもならない! というわけではないのです。他の塾は知りませんが、少人数制のイデアであれば、ある程度は授業でマスターして帰らせています。イデアでは、授業は「厳しく・楽しく・面白く」。授業は子供達にとってエンターテインメント、という認識でのぞんでいます。子供達の性格は十人十色。家庭学習が出来ない会員生もいらっしゃいます。そういった子供達はやはり第一志望校合格の確率は下がってしまいますが、イデアでは叱り諭しおだてながらも、何とか授業で合格させるべく努力しているのです。

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